ワキガ治療の種類について

ワキガの治療法には、以下のような種類があります。
まず、軽度の場合。
「塩化アルミニウム液を使う方法」。
ティッシュなどに染み込ませて、患部に塗布します。
制汗剤として市販されていますが、病院で処方してもらったほうがよいでしょう。
「臭化プロバンテリンを使う方法」。
これは内服薬であり、汗が出るのを抑制してくれますが、「目が渇く」「抗利尿作用がある」といった副作用があるので、長期間は使わないほうがよいでしょう。
次に、中度の場合。
「ボトックス注射」。
ボツリヌス菌を注射し、汗の量を軽減するという方法です。
臭いそのものを抑制してくれるわけではありませんが、不快感を減らすことができます。
「電気凝固法」。
患部に針を刺し、電流を流すことで、アポクリン線と皮脂腺を破壊するという方法です。
臭いの抑制と同時に、脱毛効果もあります。
そして、重度の場合。
「剪除法」。
患部を切り開き、アポクリン線を一つずつ除去するという方法です。
確実性の高い方法ですが、施術者のスキルによっては、跡が目立ってしまうことがあります。
「皮下組織吸引法」。
患部に開けた穴に細い管(カニューレ)を通し、アポクリン線などを吸引するという方法です。
「跡が目立ちにくい」「剪除法よりも広範囲に行える」というメリットがありますが、アポクリン線を完全に取り除くのは難しいため、再発する可能性がないとはいえません。
「超音波吸引法」。
皮下組織吸引法と同じくカニューレを使い、超音波による熱でアポクリン線を破壊するという方法です。
これも、完全に除去するのは難しく、施術者のスキルによっては火傷などを負うリスクがあります。
「皮下組織削除法」。
カミソリの刃とローラーが合わさった専用の器具を使い、皮下組織を切削しつつ、アポクリン線などを取り除くという方法です。
跡が目立ちにくく、効果も高めですが、「回復に時間を要する」「皮膚が壊死するおそれがある」といったデメリットもあります。

ワキガ治療が保険適用となる仕組み

ワキガは、脇の下の汗が独特のニオイを放つ症状のことで、日本における発症頻度は約10パーセントと言われています。70~80パーセントにも及ぶ欧米では個性の一つとして認識されているのですが、日本では残念ながらそのような価値観は未だに確立されておらず、忌避される傾向が強いのが現状です。

なお、ワキガの根本的な原因はアポクリン腺という汗腺から分泌される粘り気のある汗です。これは、元々はフェロモンとして機能していたと考えられており、思春期以降に分泌量が増加します。つまり、ワキガは多感な時期に発症するということで、周囲から心無い言葉をかけられてしまい、精神的に深刻なダメージを受けてしまうというケースも少なくはありません。

このような状況を改善するために、医療機関でもワキガ治療が行われています。特に、ニオイが強い場合は腋臭症という疾患として取り扱われており、保険適用となるので金銭的な負担は少なくて済みます。ちなみに、保険適用となる基準は厳密には規定されておらず、担当のドクターの判断により決定されます。これは、ニオイの強さを数値化するのは難しいためで、同じレベルのワキガであっても保険適用される場合もあればされない場合もあります。

なお、保険適用によるワキガ治療にかかる費用は両脇で4万円~6万円程度です。その内容はというと、脇の下をメスで切り開き、根本原因のアポクリン腺を全て除去するというものです。これにより、アポクリン腺が再生されない限りは、ニオイの悩みから完全に解放されるということになります。

ただし、この手術療法には傷跡が残るというデメリットがあるので、あえて別の方法を選択する人も少なくはありません。特に、近年注目を集めているのがレーザーによるワキガ治療で、外部からアポクリン腺を破壊するという内容です。手術療法のように完全に解消することは出来ませんが、傷跡が残らないうえに短時間で完了します。ちなみに、このレーザーによるワキガ治療は自由診療に分類されており、クリニックにより料金には違いがあります。

ワキガの治療に効果がある薬と種類

ワキガに臭いの原因はアポクリン汗腺から出る分泌物ですが、アポクリン汗腺は乳頭、乳輪、脇の下などにあり皮層に住みつく細菌によって分解され臭いを発します。つまり汗と最近の2つが混ざり合う事により生じるため、ワキの保清に努め汗と細菌のどちらかを抑える事ができれば臭いも軽減する事が可能です。
それ程重症でなければ、内服薬と塗り薬の2種類の方法があり臭いをだいぶ軽減する事はできますが、根本的に全てのワキガの原因となるものを退治する事は難しいです。外用薬としては、塩化アルミニウム液が配合されている薬や抗生物質を併用すると効果が高いです。内服薬は臭化プロバンテリン抗コリン剤などです。但しこれらの外用薬は肌への刺激が強く脇の黒ずみの原因ともなるので注意が必要です。
今は市販されているクリームなどもワキガや汗臭などの原因菌を根元から予防する有効成分、イソプロピルメチルフェノールを配合されているので、ワキの下の臭いを抑える事ができます。ワキ以外にも足臭などにも効果的で汗そのものを抑え、しかも無添加なので皮膚が弱い方にも使用する事ができます。値段も5000円弱くらいで購入できるクリームが多いので薬治療を使用する前に試してみる価値もあります。
その他にもワキガとなる原因を1つずつ解消していく事が大事で、特に食事療法やストレスなどを溜めない様にする事も大事になります。また1番誤った方法としては香水などを使用し臭いを匂いで消す事です。根本的に汗や細菌そのものを対処せずに香水を使用する事で臭いが更に悪化してしまいます。
また臭いも重症になるとアポクリン汗腺の切除などの手術、マイクロ波やレーザー波の照射、ボトックス注射などの治療が必要です。しかし手術はリスクも伴うので必ず自分に合った方法で行ないますが、脇毛の光脱毛などを行うだけでだいぶ臭いは抑えられます。
ワキガは度合いにもよりますが、クリーム、薬、手術の順で症状に合わせて段階的に考えると良いです。

子供のワキガ治療の方法とは

ワキガは体質的なものですので、子供にも起こり得る症状です。独特の臭いの原因となっているのがアポクリン汗腺から出る汗であり、ミネラル分を多く含むタイプの汗です。赤ちゃんの頃はワキガの原因となるアポクリン汗腺は活動していませんが、第二次性成長期の時期に一気に増加して臭いが気になり始める子もいるようです。
子供が治療を受ける場合、気になるのが心と体への負担です。タイミングとしては第二次性成長期を迎えていない子はせっかく手術を行ってもまた増加してしまう恐れがありますので、少し待つ必要があります。適切な治療のタイミングを把握し、信頼できるクリニックを選ぶことで一度の施術で済ませることができますので、クリニック選びはとても大切です。
クリニックで行われている方法としては、ミラドライや超音波治療、クワドラカット法、皮べん法、ボツリヌストキシンなどがあります。効果はクワドラカット法がもっとも優れているのですが、自費治療となっていますので費用負担は大きくなります。ミラドライや超音波治療でもかなりの成果をあげる可能性がありますが、やはり自費治療です。保険適用されるのは皮べん法であり、この方法なら安い費用で受けることができます。どの方法が適しているのかはその子の状態によって異なりますので、まずは実際に出向いてどの程度の治療が必要なのかを知ることが大切です。最適の方法が見つかれば、その後は嫌な臭いに悩まされることはなくなります。
ワキガのケアは自宅でも行うことができます。例えばミョウバン水は殺菌作用や消臭作用に優れており、スプレーにして吹きつけても良いですし、お風呂に入浴剤のように入れても効果があります。デオドラントではクリームタイプが持続時間も長く、汗を抑える作用も優れています。殺菌作用や消臭作用も強いタイプですので、少々臭いの強いタイプであっても対処できます。制汗スプレーは効果は小さめですが、手軽に利用できるタイプです。

ワキガの治療にかかる費用

ワキガは鼻につくような独特のにおいが特徴です。
では、どうしてこのようなニオイが腋からでるのかというと、原因はアポクリン腺から出る汗にあります。
汗自体にはニオイはないのですが、アポクリン腺の汗にふくまれている脂質やタンパク質、糖質、アンモニアなどの成分が、皮膚表面に存在する常在菌のエサとなって繁殖することで、においが発生します。
さらに、これに皮脂が加わってくると、においはさらに強くなります。
ワキガは遺伝が関係している可能性もあるといわれています。
ただし、親がワキガだからといって、必ずしも遺伝するというわけではありません。
ワキガの治療は、皮膚科や美容外科でおこなわれています。
初めて治療を相談する場合は、皮膚科に足を運ぶといいでしょう。
ワキガ治療は手術となり、脇の皮膚を切開してアポクリン腺を除去するという方法になります。
ワキガを治療するとなると、気になるのが治療にかかる費用がどれくらいかということでしょう。
治療は自由診療の場合だと、両脇20万円~30万円程となりますが、保険診療だと治療費は両脇5万円程の出費ですみます。
ワキガは保険が適用されることもあり、少ない自己負担で治療を受けることもできます。
どういったケースだと保険診療が適用されるかというと、まず、そこの病院やクリニックが保険診療可能であることが前提条件となります。
最近では美容外科も保険診療をおこなうクリニックも増えてきましたが、まだまだ保険診療を一切おこなっていないところもあります。
また保険診療は行っているけど、ワキガは美容的な意味合いがつよいという理由から保険を認めないクリニックもあります。
そして、診断をおこなった医師が腋のにおいを保険適応だと認めることが必要です。
医師の主観によって決められるので、最初に診断してもらったクリニックでは保険が認められなくても、次に診断を受けたクリニックでは保険が認められるというケースもあります。